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2006年2月の記事

2006.02.16

「労働者M」。

ケラリーノ・サンドロヴィッチ、今年唯一の書き下ろし作品、
これまた豪華キャストの 「労働者M」を観ました。
様々なところでの感想は、賛否両論。しかも両極端。
とりあえず「わからない」らしい。

ということで、はい、よくわかりません。
でも、だからって「つまらない」「ダメ」ではなかったです。
私には。


以下、もしかしたら演出に関して、ちょこっとネタバレ。
まったく何の情報も入れたくない、というかたは、ご注意を。


どんな話? と問われたら説明はなかなか難しいです。
“意図的に”セリフやシーンを削っているらしく
わからなくて当然。
まあ、それを言い訳にして
「前説」しちゃうのもちょっとどうかと思わなくはないですけどね。

コスプレ度の高い「近未来の収容所」の世界、
もしかしたら誰かの頭の中の妄想なんじゃないか、とか
思ったり思わなかったり。

今回は中2階の席で、隣のひとがちょっと乗り出すと
もう舞台が見えなくなってしまうという悪条件でした。
ま、だからA席なんですよね。
しかし、なかなかチケットが取れなくて
平日のものをやっとのことで取ったら
後から追加席とか言って販売して、
それがまたけっこういい席だったりするのは
ちょっと解せませんけどね。

役者さんでは貫地谷しほりちゃんがよかったです。

公演は2月28日まで。

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2006.02.13

阿佐スパの時代劇「桜飛沫」。

阿佐スパの時代劇「桜飛沫」を観ました。

ものっそい豪華キャストです。
で、そのゲストキャストのせいか、
劇団☆新感線とかつか芝居とかに近くて、
なんだか阿佐スパっぽくない感じでした。

でも、現代劇だと
残酷な描写だったりグロい造形だったりは
「う゛ーーーーーむっ」ってなっちゃうんですが、
時代劇だとそうでもない、っていうのは、
どういうわけなんでしょうね?

第一部のほうがバランスがよかったような感じがします。
第二部は、ちょっと序盤で眠くなりました。
というか、第二部の、徳市と佐久間の対峙の、
あの演出がやりたかっただけでしょう。
それまでの3時間ちょっとは、大いなる導入、みたいな印象。

山本亨さんって、まだ骨折がよくなってないんですか?
それとも、また新たに骨折しちゃったんですか?
それとも、本当に単純に、演出上の設定なんですか?

第一部の「郷地三兄弟」は、「ゴーチ・ブラザーズ」からきてるんですね。

つか、第一部の「蟒蛇如」って、なんて読むの?

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2006.02.12

楽しい〜っ! 「間違いの喜劇」。

さい芸(さいたま芸術劇場)は都内からはやや遠いんですが、
「間違いの喜劇」は楽しいっす。
ぜひぜひーーっ。

と、酔った勢いで超・オススメ!

でもさー、ホリプロ・オンライン・チケットさん、
端の席から埋めるの、やめてください。

私の隣の隣(よりセンターに近いほう)が空いてたんすけど。

おいといて。

えっと、すでにご覧になったみなさんが勧めてらっしゃる通り、
予習なし、早めの劇場到着(開場時間より早くてOK)でどぞ。

あまりに楽しかったのと、小栗くんと鶴見辰吾さんがよかったので
ずっとガマンしてた(しかも、確か重い作品のはずの)
さい芸の「タイタス・アンドロニカス」のチケットまで
取っちゃったじゃないですかっ。
(劇場でチケ販売してます。そしてここで買うと、
「タイタス」舞台写真がもらえるそうです)

ネタバレ感想は、あとで書く、かも。(「かも」なんだ…。汗)

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2006.02.10

そうだったんだぁぁ!

今日、仕事中に初めて知りました。

映画の「Mr.レディ Mr.マダム」の原題って
「ラ・カージュ・オ・フォール」
なんですね~。
確か、ミュージカルでそういうタイトルの作品、ありましたよね。
(すみません、ミュージカルにうといのでそのくらいしかわからないんですよ)
おんなじ作品だったんですねー。

ついでに、映画の「バードケージ」も「Mr.レディ Mr.マダム」の
リメイクなんですってね。

…私って、ほんっと映画も観ないなああ。汗。
(そこかよっ!)

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2006.02.05

「クラウディアからの手紙」。

同胞である日本人に裏切られ、
第二次世界大戦後にスパイ容疑でシベリアに抑留。
強制収容所で想像を絶する過酷な日々を過ごし、
その後もスパイ容疑が晴れないまま帰国もできず、
50年以上もソ連に暮らした蜂谷彌三郎氏。
その後、ソ連崩壊でやっと日本に帰国がかなったのが1996年。
その彼を日本で待ち続けた妻と、
彼をソ連で支え続けたロシア人女性、
そして彼の激動の日々と心打つ手紙の数々を舞台化した
「クラウディアからの手紙」を観ました。

このお話は、実話に基づいています。
もともとは、鳥取県の日本海テレビで放映された
ドキュメンタリー番組で取り上げられ、
続けて、村尾靖子氏が「クラウディア 奇蹟の愛」を上梓しました。
また、蜂谷氏ご本人の「クラウディア 最後の手紙」という著書もあります。

クラウディア奇蹟の愛
村尾 靖子著
海拓舎 (2003.11)
通常1-3週間以内に発送します。

クラウディア最後の手紙
蜂谷 弥三郎著
メディアファクトリー (2003.4)
この本は現在お取り扱いできません。

私自身は、 秋田書店の「フォアミセス」というコミック雑誌
の2005年2月号(2004年末発売)
に掲載された
坂口みく氏のコミック(村尾氏のノンフィクションが原作)
を読んだのが、蜂谷氏の半生に触れた最初です。
同じ村尾氏の原作が蔵さま主演で舞台化されるということを聞いて
「この話、知ってる。確かマンガで読んだはず」
とずーっと思ってまして。
でもネットで検索してみてもなかなか見つからなくて。
何か勘違いしていたのかとも思ったのですが、
数日前、やっとコミック化した作品の情報にたどり着き、
やっと納得しました。(笑)
ちなみに、「クラウディア 奇蹟の愛」も
「クラウディア 最後の手紙」も昨年のうちに読破しました。

蜂谷氏の過酷な半生を、たったの三時間で舞台化できるものか
原作を読んでいないかたにもわかっていただけるのか
少々心配ではありましたが、
とにかく、ロシア人女性・クラウディアさん、蜂谷氏夫人・久子さん、
そして蜂谷氏自身が書いたお手紙に表れたそれぞれの想い、
それが胸に迫ってきました。
公式ブログでダンスや歌もフィーチャーされると知り、
いったいどんなふうに出てくるのかと思っていました。
実際は、ややコンテンポラリー寄りの振り付けのようで
不思議な動きでした。
最初のほうに出てきた、「運命に翻弄される彌三郎」なダンスは、
ちょっと「クロノス」で「来美子になかなか会えない吹原」を
表現したダンスに近いものを感じました。

とてもシリアスで過酷な物語なので、
笑っちゃいけないと客席が思っていたのか、
なかなか笑いが出ませんでしたが、
ところどころに笑えるシーンが挟み込まれてました。

歌は、久子役の高橋恵子さんがすばらしい歌声を聴かせてます。
蔵さまは…わざとなのかどうなのか、最初はいいのに
途中で音がはずれてしまい、はらはらしてしまったり。

でも、一番泣かされたのは、実をいうと
最後に流れた、実際の映像だったりするわけなんですが。

その他、心に留まったこと。

・彌三郎を裏切った安岡と、彼を救った副所長・総領事を同じ小林勝也さんが演じていたのがおもしろかった。ただ、弥三郎が安岡を誘った「食事でもどうですか。私の家族と」というセリフを、副所長も言ったことが複雑。副所長は本当に好意で言っていることは原作を読んでいればわかるのだが、舞台の中では彌三郎が不幸に陥った原因の一つになってしまった言葉なので、まさか、また彌三郎がつらい思いをすることになるのではないか、と深読みできてしまう可能性があるので。

・久子役の高橋さんがすばらしいと思ったシーンはもう一つ。彌三郎がクラウディアと暮らすと決めたシーン。高橋さんは、舞台上にはいるのだが二人のことはまったく見ていない。とてもつらそうな表情だった。

・クラウディア役の斉藤由貴ちゃん、彌三郎との出会いのシーンがかわいらしかった。また彼女が舞台上で流した涙は、私の席からとてもよく見えて感動。

・前方の下手側席は、最初のほうで山西さんが舞台奥の蔵さまを隠してしまって、ちょっと悲しい。

・池内万作くんがセリフを噛みまくり。一度はセリフが飛んだのか、同じところを二度言い直してどうなることかと思った。

・久松さん、かなりロシア人っぽい。(笑)

・アンサンブルの中で印象に残ったのは、亀田佳明くん。やっぱり「赤ん坊」のインパクトが…。

東京公演は2月5日まで。
その後、大阪・広島・福岡・名古屋・北九州・仙台
で公演があります。

===2月5日追記===

東京公演の千秋楽を観ました。
個人的に体調がよくなかったことも災いして、
あまり集中できなかったのは残念でした。

ただ、それはおいておくとしても、
開演直後に続けて2ヶ所から携帯電話のマナーモードのバイブが
鳴り響いていたこと
役者さんのセリフ間違い、トチリがいつも以上に多かったこと
と、気になる部分があったことも事実です。

カーテンコールでは最終的にスタンディング・オベーションとなりましたが
残念ながら、私には立ち上がることはできませんでした。

今日観ていて気づいたこと、ひとつ。
第2幕の久子(高橋恵子さん)のお着物の帯の柄に
折鶴があしらわれていたんです。
劇中で印象的に登場する折鶴がここにも、と感じられ
お見事、と思いました。

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2006.02.04

NHKの「生活ほっとモーニング」で落語特集。

今朝の NHK「生活ほっとモーニング」
最近の“落語ブーム”が取り上げられていました。
春風亭小朝師匠をゲストに迎え、
「落語界のプロデューサー」としての活動や
師匠もメンバーのひとりである「六人の会」の紹介、
高座風に語る「小朝流・落語の楽しみ方」、
私が気がついたときにはチケットが完売していた
今年1月25日の「東西落語研鑽会(第十六回)」の様子、
「花緑と風間の落語会」の会場での花緑師匠&風間さんのVTRコメント、
などなど、朝から個人的に盛り上がる話題満載でした。

…もちろん、オンタイムで全編は見られません。
冒頭の数分以降は録画いたしました。

「東西落語研鑽会」の部分では、 桂吉弥さんもちらりと登場。
高座の様子は冒頭のご挨拶のみ。
その後、舞台裏で小朝師匠や取材カメラに向けて
桂三枝師匠が吉弥さんを呼び寄せてご紹介なさっていました。
個人的には、これもうれしかったです。
NHKなのに「組!」話題にならなかったのはやや残念。
吉弥さんの高座は、東京での「桂吉弥のお仕事です」を一回拝見しただけなので
また東京にいらしていただけるのをお待ちしています。

それにしても、ある時期に自分が興味のあることって、
わりと次から次へと、自分のもとに情報が集まってきたり
(偶然映像やら雑誌などの記事やらが目に付いたり)しますよね。
ほんと、ここ最近はなんだかんだと落語づいている気がします。
次は、いつ、どこに見に(聴きに)いきましょうか。

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