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2007.08.23

「妻をめとらば」。

「妻をめとらば 〜晶子と鉄幹〜」を観に、明治座に行きました。

劇団M.O.P.のマキノノゾミ氏が、かつて青年座のために書き下ろした「MOTHER 〜君わらひたまふことなかれ」を基に、与謝野晶子と鉄幹の日常を描いたドラマです。脚本はマキノ氏と鈴木哲也氏(マキノ氏のアシスタントも務める「もぼ鈴木」氏)の共作。昨年、大阪と名古屋で上演されたものの東京公演がなく、観たいのに観られない作品でしたが(一瞬遠征も考えました)、東京での再演が決まったということで、楽しみにしていました。ものがたりは、二人が主人公ということで、他にも実在の作家、歌人、詩人らが登場しますが、あくまでも晶子と鉄幹と子供たちを中心とした、にぎやかな日々のスケッチでした。このころは、鉄幹はすでに文壇では、本人は望まないものの世代交代によって第一線からはやや後退している感じ。一方、晶子は短歌のほかに詩やら新聞小説やらを書きまくり、一家の財政を支える大黒柱。それでも鉄幹はプライドの固まりで、つい格好をつけてしまって晶子を怒らせてしまう…。そんな経済的には逆転した力関係ながらも、結局は愛し合っている二人。ラストもほのぼの笑えるものでした。

3幕で休憩(30分×2回)込み約4時間! ちょっと疲れたけど楽しかったです。今回は3階席後列からの観劇でしたが、花道がやや見えづらい以外は不満もほとんどなく。

やっぱり藤山直美さん凄い!、の一言です。そのパワーが舞台全体を巻き込んで、すべての役者さん・スタッフさんがすてきにまとまっていい舞台になっていました。匠ひびきさん、早いうちに亡くなってしまう役で、「ありゃあ、もったいないー」と思っていたんですが、亡くなってからも登場(笑)。なるほどねー。その時の衣裳もよかったです。松金よね子さんも途中で亡くなり、あとで匠さんと二人で登場するシーンも。

この日、途中で地震があったのですが、客席はざわざわしてもお芝居は続きました。おさまった後のシーンでアドリブをかます直美さん。…子役ちゃんに振ってました(笑)。

岡本健一くん、石川啄木役なんですが、それを知らずに観ていまして。開幕からちょっとしてから紹介された(名乗ったんじゃなかったよなぁ…)と思うんですが、その前にセリフで「働いても働いても暮らしは楽にならなくて」みたいなものがあって、「!?」と思う、と。知らないとわからない、知っているとニヤッとする伏線でした。で、横分けのヘアスタイルなど、有名な肖像写真にかなり似てます。

公演は終了です。

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