« 2008年1月6日、新宿末廣亭初席(落語芸術協会)第一部終盤〜第二部(仲入りまで)。 | トップページ | 2008年1月12日、「ニフ亭・ぽっどきゃすてぃんぐ落語」公開収録会。 »

2008.10.21

五代目桂米團治襲名披露公演@新橋演舞場。20081019。

2008年振り返りシリーズを中断したままですが、10月19日のことを。

「桂小米朝改メ 五代目桂米團治襲名披露公演に行ってきました。
Sn390559081019_162701

料金はちょっとお高かったのですが、お祝いですし、関東近郊で土日の公演はほとんどないので、ちょっとがんばってチケットを購入。かなり見やすい席が取れたのもラッキーでした。
また、桂吉弥さんもご出演とのことで、6月からの“毎月吉弥”記録が途切れずにすみました(笑)。

番組は(ここのみ敬称略)
開口一番 桂吉弥 「時うどん」
春風亭小朝 「桃太郎」
桂ざこば 「肝つぶし」
桂春團治 「高尾」
(中入り)
【口上】
桂米團治 桂春團治 柳家小三治 春風亭小朝 桂ざこば 桂南光 桂米朝
柳家小三治 「道灌」
桂米團治 「蔵丁稚」

以下、長くなりますので詳細は隠します。

吉弥さんが出囃子「石段」で上がるのは新鮮(笑)。この日より前の、関東での襲名披露では「ちりとてちん」をかけていたようですが、私個人としては別の噺にしてほしかったので、ほっ。一瞬、「かぜうどん」とどちらかと思いましたが、「時そば」のうどんバージョン「時うどん」でした。まくらはわりとお決まりな感じというか、東京の独演会でも使っているものですが、今回の場合はまあいいでしょう。(えらそう)

中トリは三代目(春團治師匠)!  しかも「高尾」! やっぱりいい形です。これが拝見できただけでも、貴重な会です。まったくの初聴きなので、よくわからない言葉もあるんですが、それでも三代目の芸を目の当たりにできるのは幸せです。ハメモノもふんだんに入る、上方らしい噺。それを焚くと亡くなった妻に会える(幽霊が出てくる)というお香「反魂香(はんごんこう)」をめぐる噺。東京ではそのまま「反魂香」として口演されているようです。こちらも未聴。閉じた扇子の要側で軽く高座を叩くのがハメモノを止める合図。三代目はそれすらもすてき。

中入り後は定式幕が引かれていて、それが開くと、口上の始まり。
下手から、南光・米朝・小三治・米團治・春團治・小朝・ざこばの各師。
南光師の司会進行で。
なんだか米朝師匠の話題が多かったような気もしますが(笑)、なごやかに進み、最後の春團治師匠が「隅から隅まで、ずずずいーーーーーっと…」と締め(やっぱりすてきっ)、幕が閉まるときに、五代目が左右をそれぞれかっと見据えたのが、新橋演舞場という場所にも合っていて、これまたすてきでした。

定式幕が閉じ、いったん緞帳も下りて、高座を再びしつらえて、小三治師匠の出番。
湯飲みが出てなくてちょっと心配でしたが(「プロフェッショナル 仕事の流儀」参照)、お声の調子は良いようで、ほっ。口上で、小三治師や米朝師も参加する俳句同人「東京やなぎ句会」での米朝師のエピソードをしゃべっていたので、開口一番「その俳句会ですが…」とやって会場大爆笑! 口上で言おうと思ってたのに言えなかったという五代目のことをちらっと話しつつ「…落語に入りましょうか」、で、またまた大爆笑。
で始まったのが、なんと「道灌」。小三治師で聴けるなんて! “ライスカレーはしゃじで食う”はありませんでしたよ。また、“家康”のくだりでサゲ。へえーっ。

いよいよトリ、五代目米團治師の登場。かけ声の「五代目!」は、なんと客席にいらした加藤武氏より

まくらは、会場の新橋演舞場についてなど。芝居(商業演劇や鹿芝居)出演や客席にいることは何度もあっても、落語をやるのは初めて、など。
その後、若旦那の芝居道楽、というような流れで「んー、『七段目』だったら、すきだけど何度も聴いてるからなあ」と思ってドキドキしていたら、「蔵丁稚」(東京だと「四段目」)でした。芝居噺はお得意だしおすきなのでしょうね。さすが、所作もすてきだし、見ごたえがありました。ハメモノはなかったですが、芝居場面が長くて、五代目に合った噺だなぁ、と。
いい芝居噺を聴くと歌舞伎に行きたくなりますよね。…って、まだ実現させたことはないのですが。汗。
終わって拍手の後、一度お囃子を止めて、挨拶の言葉を(…内容を忘れてます。思い出したら追記します)。
で、再びお辞儀で、緞帳が下りて終演。いい会でした。

|

« 2008年1月6日、新宿末廣亭初席(落語芸術協会)第一部終盤〜第二部(仲入りまで)。 | トップページ | 2008年1月12日、「ニフ亭・ぽっどきゃすてぃんぐ落語」公開収録会。 »

桂吉弥さん」カテゴリの記事

「落語・古典芸能」カテゴリの記事

コメント

米團治独演会をやりますので、よろしかったらどうぞ。


第十三回鎌倉はなし会 桂米團治独演会
演題:「崇徳院」他二席
日時:2012年6月9日(土) 開場13時40分 開演14時
場所:鎌倉芸術館・小ホール(JR大船駅徒歩10分)
地図:http://kamakura-arts.jp/access/index.html
主催: 鎌倉はなし会  後援:鎌倉駿台会 鎌倉市教育委員会
木戸銭: 前売り3000円・当日3500円(全席指定)

【今回の見所】
初めて上方から噺家を呼びます。人間国宝の桂米朝師匠の長男である桂米團治さんです。2008年、五代目桂米團治を襲名。上方独特の華やぎを大切にしながらも、伝統的な古典落語を追求しつつ、新たな独自の世界を構築していらっしゃいます。当日はお囃子さんを連れて、上方落語独特のはめもの(鳴り物入りの落語)を、たっぷりと三席演る予定です。

チケットは指定席ですので、ご自宅に郵送いたします。送料80円を添えて、同封の振替用紙にて郵便局でお振り込みください。送料は何枚でも変わりません。2枚ならチケット代6000円+送料80円となります。必ずご住所を振替用紙にお書きください。

●振り込み先
三菱東京UFJ銀行 鎌倉支店 普通0076156
カマクラハナシカイ
※同じ三菱同士だと、手数料が無料です。

郵便振替 鎌倉はなし会 00210-8-92990
※郵便局のATMから振り込むと、手数料が80円です。

ご出席の方は以下のフォーマットに書き込み、
m-aki@df7.so-net.ne.jp
までご返信ください。

●鎌倉はなし会出席
お名前(HNではなく本名で)
人数
ご住所
電話番号
メールアドレス
振り込み先(銀行か郵便振替のいずれで振り込むのかを明記してください)

当日は次回、柳家三三独演会の先行発売も致します。

今後の予定 鎌倉芸術館小ホール(全席指定)
第十四回 鎌倉はなし会 柳家三三独演会 9/16(日)14時開演 3500円
第十五回 鎌倉はなし会 立川志らく独演会 12/1(土)15時開演 3500円
第十六回 鎌倉はなし会 春風亭一朝・柳家喬太郎・春風亭一之輔三人会
 2013年2月2日(土) 19時開演  3500円 3人によるトークもあり。 

投稿: 秋山真志 | 2012.04.22 14:26

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 2008年1月6日、新宿末廣亭初席(落語芸術協会)第一部終盤〜第二部(仲入りまで)。 | トップページ | 2008年1月12日、「ニフ亭・ぽっどきゃすてぃんぐ落語」公開収録会。 »