2007.12.02

キャラメル「トリツカレ男」東京ブログライター取材−1。

11月30日、前日に東京公演の初日が無事に開幕した、キャラメルボックスのクリスマス公演「トリツカレ男」のブログライター取材に参加してきました。

今回の作品は、いしいしんじ氏著の作品を原作としたものです。個人的には、新作は極力事前情報を入れずに観たいので、今回も原作未読で臨みました。

最初こそ、キャラメル作品や成井豊氏作品にはない言葉遣いや背景に戸惑いましたが、登場人物たちが、みんな大切な誰かのために必死になる物語だったので、いつしか作品世界に取り込まれて涙していました。

いくつかの大技もいろいろな工夫で表現されていて、興味深かったです。

役者陣というより役柄かな? トリツカレ男こと主人公役は、ちょっと前なら菅野(良一)くんが演ってもいい感じの雰囲気でした。吹原っぽいからかも。

西川(浩幸)さん、大森(美紀子)さんが揃ってご出演というのも嬉しかったです。

インタビュー取材編に続く)

この記事を、

「加藤の今日」ブログ12月1日の記事「東京ブログライター取材。」にトラックバックさせていただきます。

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2007.08.23

「妻をめとらば」。

「妻をめとらば 〜晶子と鉄幹〜」を観に、明治座に行きました。

劇団M.O.P.のマキノノゾミ氏が、かつて青年座のために書き下ろした「MOTHER 〜君わらひたまふことなかれ」を基に、与謝野晶子と鉄幹の日常を描いたドラマです。脚本はマキノ氏と鈴木哲也氏(マキノ氏のアシスタントも務める「もぼ鈴木」氏)の共作。昨年、大阪と名古屋で上演されたものの東京公演がなく、観たいのに観られない作品でしたが(一瞬遠征も考えました)、東京での再演が決まったということで、楽しみにしていました。ものがたりは、二人が主人公ということで、他にも実在の作家、歌人、詩人らが登場しますが、あくまでも晶子と鉄幹と子供たちを中心とした、にぎやかな日々のスケッチでした。このころは、鉄幹はすでに文壇では、本人は望まないものの世代交代によって第一線からはやや後退している感じ。一方、晶子は短歌のほかに詩やら新聞小説やらを書きまくり、一家の財政を支える大黒柱。それでも鉄幹はプライドの固まりで、つい格好をつけてしまって晶子を怒らせてしまう…。そんな経済的には逆転した力関係ながらも、結局は愛し合っている二人。ラストもほのぼの笑えるものでした。

3幕で休憩(30分×2回)込み約4時間! ちょっと疲れたけど楽しかったです。今回は3階席後列からの観劇でしたが、花道がやや見えづらい以外は不満もほとんどなく。

やっぱり藤山直美さん凄い!、の一言です。そのパワーが舞台全体を巻き込んで、すべての役者さん・スタッフさんがすてきにまとまっていい舞台になっていました。匠ひびきさん、早いうちに亡くなってしまう役で、「ありゃあ、もったいないー」と思っていたんですが、亡くなってからも登場(笑)。なるほどねー。その時の衣裳もよかったです。松金よね子さんも途中で亡くなり、あとで匠さんと二人で登場するシーンも。

この日、途中で地震があったのですが、客席はざわざわしてもお芝居は続きました。おさまった後のシーンでアドリブをかます直美さん。…子役ちゃんに振ってました(笑)。

岡本健一くん、石川啄木役なんですが、それを知らずに観ていまして。開幕からちょっとしてから紹介された(名乗ったんじゃなかったよなぁ…)と思うんですが、その前にセリフで「働いても働いても暮らしは楽にならなくて」みたいなものがあって、「!?」と思う、と。知らないとわからない、知っているとニヤッとする伏線でした。で、横分けのヘアスタイルなど、有名な肖像写真にかなり似てます。

公演は終了です。

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2007.07.19

「社長放浪記」。

伊東四朗さんの生誕70周年を記念する(!?)舞台「社長放浪記」。脚本は三谷幸喜さん、演出・出演は三宅裕司さん。先日の「熱海五郎一座」でちょっと不満が残ったので、気持ち的にはリベンジで(笑)。さすがの顔ぶれでDM先行でも土日は取れず、平日に定時ダッシュして下北沢へ。

物語は嘘が嘘を呼ぶ系の爆笑編。さすが三谷さん! いやー、楽しかった。伊東四朗さんも中村メイコさんもステキでした。東MAX東貴博さん)も今回は活躍。まあボンボンキャラを生かした役柄でしたけど(笑)。同じくボンボンな伊東孝明くん(貴明から改名)は、出ずっぱりでかなりのキーマン。ちょっとキャラメルのアベジョーくんっぽいルックス(またしても基準がおかしい)がなかなかナイスでした。佐藤B作さんもなかなかおいしい衣裳で(笑)。

映画の『ラブ☆コン』がなかなかよかった藤澤恵麻ちゃんは……………。う゛ーーーーーーむ。あいたたたたたたたた。声はまあ出ていたものの(もっとも、前方席だったので気にならなかっただけかも)動きが不自然すぎて。見ていてツラかったです。ううう。

カテコでは伊東四朗さんがごあいさつ。それによると、ものすごく混乱するストーリーなので、ご自身も一瞬混乱してしまったそう。あらま。でも楽しかったですよ〜。

公演は7月22日(日)まで。…まだやってたのね。(まだとかいうな!)←すみません、2日目に観たもので…。

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2007.07.18

あんぽんたん組合「ザギンの野暮天」。

作演の樫田正剛氏(方南ぐみ)、舞台役者の平賀雅臣さん(元・劇男<ゲキダン>一世風靡団長、現・フリー)、近江谷太朗さん(元・キャラメルボックス、現・フリー)が旗揚げしたユニット「あんぽんたん組合」。

このユニットの第1作「ザギンの野暮天」を観ました。二人の役者は固定で、その他の俳優の一部は、一般オーディションで決めたそうです。中には、演技未経験のコたちも。

敗戦後の日本で必死に生きる男たち、女たちの姿を描く群像劇です。アメリカのやり方が我慢できずに、“ヤツらをやっつけ”ようとする三人の男(平賀・近江谷・西ノ園達大)が取る手段が、それぞれに違っている。特に二人は一度は正反対の道を選ぶのだが、それでも最後には…。

戦後の物のない時代を少しでも知るために、と、各役者さんがそれぞれ「肉断ち」「お菓子断ち」などをして臨んだ舞台。近江谷さんは、その効果もあってか腹筋が割れてました。色は相変わらず白かったですが(笑)。

野暮天はサブちゃん(近江谷さん)のことかな? 表面上では、目立たないように直接は権力に逆らわないように見せていながらも、心の中は熱く、めちゃくちゃカッコイイ男でした。

ところで、第一場の冒頭が「宝塚BOYS」とほぼ同じ。でもその後の展開はまったく違う…。同じ時代の男たちの、違う場所での違う世界を数日のうちに味わいました。

銀座の劇場で宝塚、赤坂の劇場で銀座ってのも不思議におもしろかったですね。

公演はとっくに終了。

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2007.07.08

「カレッジ・オブ・ザ・ウィンド」東京公演、ブログライター取材企画・インタビュー編。

※「芝居編」はこちらから。

終演後は劇場隣の「シアターテラス」に場所を移して、ブログライター40人限定(実際はもう少し少なかったですね)による関係者インタビュー。毎回、演出担当のかたと、ここ数回は役者さんも登場して、われわれの質問に直接答えてくださいます。この日は、集合した時点で「写真撮影不可」(これまでは、「カレッジ〜」制作発表会見以外は写真撮影も録音もOKでした)とのお達しがありましたので、きっとヒロインの高部あいちゃんも来てくれるのだと確信しました。インタビュー中の写真は、オフィシャルのものをご提供いただきましたので、掲載させていただきます。

さて、いよいよ開始。まずは成井豊さんが登場、

さらに少し遅れて加藤昌史さんがカメラを持って登場しました。

加藤さんは写真を撮るのがメインで、「昨日のミニ・トークショーでしゃべりすぎたから」と、この日はあまり話してませんでしたね。

質問は(ネタバレを含むかもしれません。そして順不同)
あいちゃんの声の出し方について(このままでは嗄れるのでは?)
■ダンスシーンの変更点について。
■舞台美術は(初演・再演同様、今は亡くなってしまった)キヤマ晃二さんのプランのままだが、それは最初から決めていたのか?
■初演は当て書きだったから、再演・再々演では演出しづらかったのでは?

このあたりで、出演者の大内厚雄さん、高部あいちゃんが登場。

特に、あいちゃんの明るく充実した表情に心奪われました。

さらに質問は続きます。

■大内さんへ。ギャグは成井さんの指示で? それともご自分で?


■あいちゃんへ。「カレッジ」がキャラメルの代表作だと知ったときにプレッシャーは感じなかったか?

■あいちゃんへ。特に仲良くなった劇団員はいるか?
■あいちゃんへ。制作発表のときと比べて、表情に充実感が出ているが?
■あいちゃんへ。初日と二日目、違いは感じたか?

うーんと、まだあったと思うんですが、テープ起こしする時間と気力がありませんので、ごめんなさい。回答についても、ネタバレがあったりするので割愛します。

質問に回答してくださった成井さんや加藤さんのお話にも出ていたのですが、あいちゃんはとても頭の回転の速いひとで、われわれの質問にも的確に答えてくださいました。それに、終始笑みをたたえていて、心から今回の舞台を楽しんでいることがうかがえました。わずか18歳とは思えない、“人間力”のあるかただなあ、と感動していました。そのことがうかがい知れたのが、今回の大きな収穫でもありました。すばらしい機会に立ち会わせていただいたことに感謝いたします。

そして全員の集合写真を撮影していただいて、解散となりました。(集合写真の掲載は、ごめんなさい)

最後に反省を。私も二度質問してしまったのですが、質問するひととしないひとが偏ってしまいましたね。質問できなかったかた、ごめんなさい。

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「カレッジ・オブ・ザ・ウィンド」東京公演、ブログライター取材企画・芝居編。

キャラメルボックス、2007年のサマーツアー「カレッジ・オブ・ザ・ウィンド」。7月5日に東京・サンシャイン劇場で初日が開幕しました。そしてその2日目、7月6日の舞台を無料で拝見させていただき、さらに終演後に関係者のインタビューできる、というおなじみの(?)企画に今回も参加させていただきました。

劇場には職場から向かったので、キャラメルの加藤昌史さんが発見した東池袋駅からの最短ルートを使いました。

さて、では感想を。
まず前提として、私は「カレッジ〜」にはまったく思い入れはありません。…って、ごめんなさい。身も蓋もない書き方ですね。初演はビデオで、再演は生で観ていますが、他のみなさんがおっしゃるほどにはすきな作品ではないのです。さらに、初演でヒロインのほしみを演じた町田久実子さんのお芝居も生で拝見したことはないというのもあって、手放しでやられたりもってかれたりしたこともありません。すみません。なのできっと熱い記事ではありません。

今回の座席は、1階後方上手側サイドブロックの、センター寄り通路側。視線を遮るものはまったくない、舞台全体がすべてよく見える、かなりベストに近い席でした。その席位置のためもあり、最初に書いた理由もあり、で、相当冷静に観ていました。

音楽は、これまた思い入れはほとんどないのです。ますますごめんなさい。今回、初演・再演時の曲がいくつかカヴァーされて使われているのですが、あまりにきれいに作り直されすぎて、さらさらしすぎちゃう感じでした。思い入れがない作品でも、曲は少しは心に残っているらしく、「…これはなんか違う」と感じてしまったのです。竹中三佳さんの曲は、いいシーンで使われていました。小田和正さんの「風のように」は、ラストシーンより前に別バージョンが2種類使われてまして、これがまた残念。ラストで初めてこの曲が流れるからこその「うわーーーーーーーっ」感が薄まってしまいました。

とかなんとか、けっこう不満たらたらに書いてますが、実際には、あやめ鉄平の風を感じるシーン、ほしみ家族たちと別れる直前のシーンではすっかり入り込んで涙していました。

そして今回、意外にも体感時間が短く感じました。時計を持ち歩かないので実際はどうかわかりませんが、「あれ、もう終わりなんだ」と思ったことは間違いありません。

なんだか歯切れの悪い記事でごめんなさい。今の心境をそのまま書くと、こんな感じになりました。

「加藤の今日」ブログ、7月7日の記事「ブログライター取材終わるっ!!」にトラックバックさせていただきます。

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2007.07.02

「宝塚BOYS」。

いやあ、どこで先行があったのか、「宝塚BOYS」はチケット入手の機会がほとんどなくて。やっと某カード会員の先行でゲットできたのが平日のA席。うむー。まあ、ルテ銀は職場からは徒歩圏内なのでなんとかなりましたが、当日は雨。ちょっとつらかったですね。
個人的には宝塚にも出演俳優さんにも特に激しい思い入れはなく、設定の楽しそうな感じと、バラエティに富んだ役者陣がどう動いてくれるのか、に期待。なので席も別に後方でもいいかなー、くらいの気持ちでした。オペラグラスもあえて不使用で拝見。

で、観てみると。

先読みできる部分は多かったですね。例えば、事前のキャストチェックが甘くて、男子部のお世話係のおばちゃん役がどなたかもわからずとも、おばちゃんの過去はすぐに想像がつきました。ほかにもいくつも。でも楽しかったです。

宝塚のことをほとんど知らない私でも知ってる、例のヤツもありましたし。

そのせいもあって、とってもせつないんですけど。

吉野圭吾くんはもちろんのこと、ピアノやダンスを得意とする噺家・柳家花緑さんについ目が。ピアノは、実際の音は違った(録音のものを流していた)ような気がしますが、それでも指の動きなんかはさすがでした。

公演は15分の休憩を挟んで約3時間。客席は圧倒的に女性が多いので、休憩中のトイレは大変でした。結局、2幕の開演が5分くらい押したのではないでしょうか。

東京・仙台・名古屋公演は終了。ほかに富山・兵庫・札幌・新潟・広島・福岡で公演があります。

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2007.05.23

熱海五郎一座「狼少女伝説TOH!!」。

熱海五郎一座「狼少女伝説TOH!!」を観てきました。
「Weeklyぴあ」のSRSによって、無事にチケットをゲットしての観劇。なかなか観やすいお席でラッキーでした。

そういえば、三宅さんを舞台で観るのは、もしや初めて!? SETが三百人劇場で公演をしてた時代から、名前だけは知ってたのに結局行きそびれてましたからねー。
この熱海五郎一座は「軽演劇を残していきたい」というコンセプトらしいですが、なんだかセットとかが微妙に豪華で(まず、「銀河劇場」という時点でなんか違う気が…。苦笑)、暗転での転換と緞帳前の芝居が多くて。また全体的にはアクションと歌とコメディーって、SETまんまじゃないっすか!?(観たことないから断言はできませんが)なにより、“狼少女”ってのもなにげに今更感満載。うーむ。

ここからネタバレします(文字を白くしています。読む場合はドラッグして反転してください)。実際に観るまで知りたくない、というかたはご注意くださいね!!!!!!

メインキャストが三宅裕司小倉久寛渡辺正行ラサール石井春風亭昇太東貴博、そして南原清隆の各氏。豪華だけど、その分、あまり見せ場のないひともいちゃってもったいなかったなぁ。

昇太さんは、最初の2シーンは出番なし。その後、ウザ系キャラで登場。一緒に観ていたのが昇太さんファンのお友達だったので「…このままこのウザキャラだったらどうしよう。この後、出番がなかったらどうしよう」とちょっと不安になっていたら、さらに別キャラで登場していじられまくり。あぁ、よかった(笑)。

二役なのは昇太さんだけだし、いじられまくりなのも昇太さんだけ。ほとんど素に近い状態(!?)でいじられるところもあって、昇太さんファンにはおいしい舞台ですね。

あ。
舞台上で昇太さんが使っていた茶色系のタオルは「ほぼ日やさしいタオル」でしたよ。2003年版の“モカ”。

公演は6月3日まで。当日券は毎公演出るそうです。

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2007.05.16

「花緑落語『最後の一本』」。

キャラメルボックスの女優・脚本家・演出家である真柴あずきさんによる新作落語「最後の一本」と日替わりで古典一席を、柳家花緑さんが口演する企画。2日目と楽日に観てきました。

まずは2日目。
【番組】
古典「粗忽長屋」
ミニ・トークショー
 ゲスト:鈴木聡氏(ラッパ屋主宰・脚本家・演出家)
 飛び入り:笠井信輔氏(フジテレビアナウンサー)
(中入り)
新作「最後の一本」

まずは、予想外にテンションの低い感じでまくらを。「3と5と8の数字の組み合わせはとてもいいらしい」というようなエピソード。続いて古典の「粗忽長屋」。花緑さんの師匠でもある五代目小さん師匠の得意ネタだったそうです。が、自分の期待が「最後の一本」にいっているせいか、うまいこと感想が書けません。ごめんなさい。
いったん花緑さんが袖に引っ込み、高座用の座布団が片づけられ、高座の上に毛氈が敷かれ、座布団様の薄手のクッションとマイクがふたつ置かれたところで、着流し姿(着物は一席目と同じ、羽織を脱いだだけ)の花緑さんが登場。そして、一席目を客席でご覧になっていたトークゲスト、ラッパ屋主宰・鈴木聡氏登場。さらに、客席にいたフジテレビの笠井アナが急遽呼ばれて、途中から三人で進行。「とくダネ!」の“温故知人”(花緑師が担 当)のことやら、ラッパ屋さんの最新舞台「妻の家族」のことやら、その中に出てきた“スピリチュアル”“前世”のことやら、笠井夫人のことやら…で盛り上 がり。

そして、中入りを挟んで、待ちに待った「最後の一本」。

ですが、その前に千秋楽の模様も。
【番組】
古典「がまの油」
ミニ・トークショー
 ゲスト:森の住人・タヌキさん(林家正蔵師匠)
(中入り)
新作「最後の一本」

千秋楽の古典は「がまの油」。数日前の早朝寄席で聴いたもののいまいちで、この日は花緑さんだからとちょっと期待していたのですが、やっぱり前半の口上は聞き取れないところも多くて、「あれー!?」。うーん、やっぱりあの部分は難しいんですかねぇ。

続くトークコーナーのゲストは林家正蔵師匠。だったはずが、森の住人・タヌキさんでした(着ぐるみで登場)。なんでも、素では照れてしまって話せないことを話したいから、ということで、わざわざそんな格好で登場したそうです。肉親が師匠で名人だということで似た立場という二人、わかり合う部分も多いようです。話は、「花緑まつり」の後半、鈴本演芸場での花緑師による「子別れ〈通し〉」に及び、正蔵師匠がかつて2回、「子別れ」で泣いたというエピから、その期待のほどを語りつつ。なごやかに終了。(この数日後に、ご祝儀隠しが発覚するとは…)

さて、最後にまとめて、「最後の一本」について。
とても真柴さんらしい噺だったと思います。主人公は元No.1ホスト。ルックス最強というわけではなく、お客さんの話を聞くことに長けていることでNo.1を保っていた彼が、アブないところから借金してしまい、逃げている場面から噺が始まります。その主人公の名前だったり、いきなり猫との会話だったり、主人公が海に落ちて…となったり、童話になぞらえた元カノたちのとエピだったり、随所に真柴さんの味が。演出も照明や音楽を効果的に使っていて、かなり演劇に近い作りでした。サゲもほんのり心があったかくなるもので、新・人情噺といったところでしょう。花緑さんも好演でした。特に千秋楽のときは、噺の中に3回ほどタヌキさんが出てくるなど、さすが、と思わせられました。こんなアドリブは噺家さんならではでしょうね。さらにクライマックスでは涙を流さんばかりの熱演で、1時間を超える長講、満足でした。ただしひとつ気になったのは、上方の「地獄八景亡者戯」にほんのちょっと似た部分があったことですね。小ネタは違うんですけど。関東近郊でやる分には、気づくひともほとんどいないとは思いますが。いずれにしても、今後もかける可能性のある噺だと思いますので、これ以上細かいところを語るのはやめておきます。

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2007.05.10

キャラメル「まつさをな」福岡公演開幕!

キャラメルボックスの春公演、時代劇「まつさをな」(“真っ青な”の旧かなづかい)。今日から福岡公演の開幕です。

演劇集団キャラメルボックス 2007スプリングツアー
「まつさをな」福岡公演←詳細はここをクリック
5月10日(木)〜5月12日(土)
【5/10 19:00 5/11 19:00 5/12 14:00】
会場:ももちパレス
料金:全席指定・税込み 5,500円

特に、今日・明日はまだまだいいお席が取れるそうです。
初めて、女優さん(温井摩耶さん)が本格的な殺陣に挑戦する、さわやかな青春時代劇です。ぜひ劇場で味わってください。

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