2007.08.17

「航空寄席」&AFNサイン会。

成田空港にほど近い航空科学博物館にて行われた、 「航空寄席」&AFNサイン会に行きました。

AFN=「オールフライトニッポン」。

三遊亭遊雀師匠と柳家三之助さんの共著による、 航空業界に従事するかたがたのインタビュー集です (私は既読。But 未購入でした。だめじゃん) 。

番組は(ここのみ敬称略)

前説
【第一部】
三遊亭遊雀 「反対俥」
柳家三之助 落語の基本、動作、手ぬぐい・扇子の使い方
をまくらに「初天神」

【第二部】
トークショー
(飛行機や空港を楽しみ、“搭乗はくれぐれもお早めに”な感じ)
【第三部?】
AFN即売&サイン会

今回は、博物館への入場料のみで、落語会&トークショーは 入場無料です(先着100名)。 終演後の即売会では若干の割引で本を販売し、 その場でサインしていただけました。

会場へは、参院選の投票をしてからだとNEX路線バスを利用するしかなく、ほとんど海外に行かない私は、初NEX利用でちょっとわくわく(笑)。路線バスは、かなり飛行機が間近に見えるルートを徹ので、そこでもわくわく。博物館も初めて行ったので、またまたわくわく。根っからの文系人間なのでピンとこないところも少しありましたが(苦笑)、基本的に“博物館ずき”なので、楽しかったです。

午後からの落語会とトークショーも楽しく、特にトークショーでは“助手”役の遊雀師匠がボケ倒すのも楽しく、あっという間に 時間が過ぎていきました。

そして、一番大切なのは、この後(笑)。 「オールフライトニッポン」の即売&サイン会。サインは、三之助さんがひとことを書き、ご自分のサインをし、 受け取るひとの名前を書き、 その後、遊雀師匠がサイン、という順番。

楽しい時間はあっという間。 だいぶ疲れてしまったので、サイン会のあとはわりとすぐに 家路につきました。 本当はリムジンバスで東京駅まで、と思っていたのですがほんのちょっと時間が合わず、とりあえず空港第2ビルまで路線バスで出た後、京成スカイライナーがタイミングよく出るところだったので、それで帰路に。スカイライナーも初だったので、またまたわくわく。いろんな乗り物にも乗れて、楽しい一日でした。

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2007.06.05

「落語家と行く なにわ探検クルーズ」。乗船編。

〈「乗船前編」はこちら

そしていよいよ乗り場に移動。松竹座とか新歌舞伎座(東京だとコマ劇な感じで、演歌歌手のリサイタルとかやる小屋)なども眺めつつ、お散歩気分で歩いて、乗り場に。もうすでにひとが並んでました。と、申し込み時に送られて来た用紙を持参し忘れたことに気づく私。あせあせ。でも名前を言ったら問題なく乗船できました。ほっ。

席は係員のかたの指定で、2列目。うまい具合に前向きの席で、吉弥さん激近。ひぃぃ。どきどき。でも平静を装いつつ、着席。飲み物など注文をして、出航を待ちます。

ヘッドセット・マイクなどをスタンバイした吉弥さんが出囃子に乗って定位置に。お着物は先ほどと同じ、ジャパンブルーの紋付き

名ビラ代わりに、クリアケースに入った「桂吉弥」の文字を示して自己紹介。そしていよいよ出航です。諸注意事項の後は、いよいよクルーズのコース説明。そして今どこにいるのか、架かっている橋は何か、周囲に見える建物は何か…などなどをその都度解説してくださいます。今回は「川の環状線コース」で、湊町リバープレイスから道頓堀川を西へ。木津川を北上して安治川を東へ、堂島川から南下して東横堀川、そして道頓堀川に戻ってまた西へ、というコース。

さて、船は船着場から西へ進み、すぐに道頓堀水門へ。ここでは、水門の外と中の水位が違うため、その調整をしてから水門が開きます。その様子を、いきなり天井を開いてくれて見ることができます。

ま、ちびすけな私には、ほとんど見えませんでしたけど。汗。それ以外にも、何度も屋根が開閉されて、お天気も気候もよかったので気持ちよくクルーズできました。

周囲もだんだん暗くなってきて、ライトアップされている建物や、バラ園なども見えて、そのうちに高い位置にいた月も見えてきて、すてきでした。


途中、橋をくぐるのに船をできるだけ低くするということがあって、水が大量に排出されるところがあったんですが、その時に、突然窓の外、ほんのちょっと船本体から突き出ているスペースに魚が飛び乗ってきました。びっくりー。それをお客さんに教えられた吉弥さん、すかさず腕時計を見(るふり?し)「この時間に来るように(魚に)うてあったんです」と言って、笑わせてくれたり。

東横堀川に入り、水門を越えてちょっとすると「吉弥のアピールタイム〜っ」。というわけで、自己紹介がてら、ラジオとか落語などの今している仕事、「新選組!」ではどういう役だったかの説明、これからする仕事でNHK朝ドラ「ちりとてちん」の概要と、自身の役柄などの紹介など、楽しくトークが展開。朝ドラの説明の前には、今やっている「どんど晴れ」のストーリー概要まで。「今、ひまなんで毎日見てるんですけど」と言いながら。これがまた的確で、本当に見てるんだなあ、と感心したりして(笑)。あとはまあ、学校寄席などでのネタで「寿限無」、別の小咄で子供にウケるポイントなどで沸かせ、「ちょっと大人向け」な絵画展小咄など。まあ、我々としては目新しいものではないのですが、今回乗船したかたがたは特に吉弥さんファンというわけではないようで、いい感じにウケてました。船の後方にいらした10数人のグループも、なかなかいいノリでしたね。
そんなこんなでアピールタイム終了、船はやがて川なりに西に向かって道頓堀川に。


日本橋など、たくさんの橋をくぐっていきます。橋の上にいるひとや、川べりを歩くひとたちは、必ず手を振ってくれるんですね。ひとり、おとなしそうに見える女性がいたのですが、その彼女もバッチリ振ってくれました。さすが大阪! 


そして、やがて先ほどの某喫茶店前で停船、屋根が開きます。私に近い側のちょっと後方はドンキ。楕円の観覧車が名物ですが、今は期間限定で、いくつか「目玉おやじ」なゴンドラが。

(写真の左から二つ目がそうです。見えづらいけど)

ここでちょっと逡巡しましたが、思い切って吉弥さんに声をかけました。「さっき、あの喫茶店から船が見えたので手を振ったんですよ!」「ああー、あの、ずーっと手ぇ振ってくれてはった…。船内、盛り上がりましたよ〜」。わーい。よかったよかった。ヘンなひとと思われてなかった(笑)。
ずっとドキドキしてたんですが、これでちょっとホッとしました。

さて、屋根が閉じられ船はまた進み、戎橋や道頓堀橋をくぐります。このあたりは工事中で、グリコのネオンはあまりよく見えないままに通り過ぎてしまいました。残念。

そしてまもなくクルーズ終了。船着場に到着。あっという間の105分でした。船を降りたところで吉弥さんがお見送りしてくださり、さっきの喫茶店のことで声をかけてくださいました。東京から行ったことを伝えようかどうしようか迷ったのですが、まだお客さんが船内にいたので、迷いつつ、そのままその場をあとにしました。あとからお友達が言うには、もしかしたら一緒に写真を撮ってもらえたかもしれなかったとのこと。うわー、そうか。それは気づかなかった…orz。船内で吉弥さんの写真を撮らせていただいただけで満足してしまいました。…携帯で、しかも機能を完全には把握していなかったため、とんだ暗い写真しか撮れませんでしたが…。
だって、せっかくのLEDも、吉弥さんは照らしてくれてないんだもの。涙。(後に、携帯に「暗闇モード」があるのを発見。これを使っていれば、もうちょっとまともな写真が撮れたのに。涙)

そしてお友達と私は、場所を移動して私の泊まる町まで行き、「勝手に打ち上げ(笑)」と称して、居酒屋で軽ーく飲んで、幸せな気分で宿泊先へ。お世話になりました〜。ありがとう(はーと)

さあ、というわけで長々と書いてしまいましたが、こんな感じで無事にクルーズを初体験できました。楽しかったぁ。もし機会がありましたら、みなさんもどうぞ!

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「落語家と行く なにわ探検クルーズ」。乗船前編。

桂吉弥さんが、「落語家と行く なにわ探検クルーズ」に乗船する噺家さんのメンバーに入っていることは、ご自身の公式サイトなどで知っていました。でも去年あたりから乗船の頻度が下がっていて、今年もまだ2度ほどしか担当なさっていないようです。さて先日、関西に行ったわけですが、その時に、もしタイミングが合えば乗りたいなー、と思っていて。でも早めに予約しちゃったら噺家さんの乗船スケジュールがまだ決まってないだろうから、と5月に入るまで予約はしないでいて、そろそろ決まったころかと当たりをつけて確認してみたところ、果たしてその日の夜のクルーズが乗り合いで吉弥さんご担当! キターーーッ!(午後の便も吉弥さんでしたが、こちらは貸し切りで乗船不可能) きゃーー。なんたるラッキー! 翌日の吉弥さんの落語会には行けないことがわかっていたのでちょっと消沈していたのですが、別の形で吉弥さんの「話(噺、ではなく)」を聴くことができるなんて。めちゃくちゃ嬉しかったです。で、せっかく乗るのに、ひとりっていうのもなんだかなぁ、と思って、急遽、関西に住む吉弥さんファンのお友達に連絡を取ってみたところ、ちょうど時間が取れるということだったので、あわてて乗船の予約。けっこう定員いっぱい直前、ギリギリだったみたいです。でも無事に予約確保。やったーーーーっ。

さて当日。落語みゅーじあむの後は、大阪市内に移動して、少し早めにお友達と落ち合って、夜に備えて、おしゃべりしたり食事したり。まずは道頓堀川近くの某喫茶店で「ここにいたら、ひとつ前の回のクルーズの船が通るのが見られるんじゃないかなぁ」というお友達のアドバイスに従って、お茶しておしゃべりしてまったり。運良く、窓際の席に案内されたので、時々川のほうを見たりして。
そうしたら、来ました来ました。しかも、あれ、目の前で停船してる? つか、天井が開き出した!? と思ったら、乗っているおばさまが、こちらに手を振ってる。ここは応えなきゃよね、としっかりがっつり手を振っていたら、中央通路を移動する人影が。青い着物姿のかたのよう。…って、あれれ。こっち見てる!? あ、手を振られた。お返しお返し。別のおばさまも促されて手を振ってる。こちらもまたまたお返しお返し。…はい、お着物のかたは当然、吉弥さん。あら、メガネかけてるのねー。ふふ。

というわけで、乗船前に外からクルーズ盛り上げにご協力できちゃいました。てへ。

お友達とそろってコーフンしつつも、「吉弥さんが説明してくださるクルーズ中にご飯なんて食べられないわよね〜」という乙女心(何!?)から、事前に食事することを選択。先ほどの喫茶店から川のほぼ向かい側のスープカレー屋さん(お友達によると、過去に吉弥さんブログに登場したお店らしい)で早めの晩ご飯。

0〜100倍という辛さの段階がありまして。普通が3倍だそうですが、じゃあ100倍ってどういうこと!? とつっこみを入れつつ、私は5倍、お友達は1倍にチャレンジ。私は無事に完食。

後半(というか、そちらが本編)へ続く。

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2007.04.03

藤沢での吉弥さん出演イベントレポ・その1。

ああ、もうこんなに経ってしまった。はるか昔のことみたいです。合間、遊びすぎたり体調崩したりして、全然書けませんでした。くわしーく書いておこうと思ったのに、記憶がどんどん薄れてきてます。やばすぎ。

さて、というわけで。
先月21日に藤沢市民会館小ホールで行われた、ピアノの研究会「アンファン・ドゥ・ラ・ミューズ ピアノデュオ研究会」と、桂吉弥さんのコラボレート企画「ピアノと落語のコラボレーション」のレポです。(いまさらかよっ)
スポニチのサイトに、事前の告知と当日の様子が追加されたものが載っていましたので、併せてご覧ください。

この日、お昼前にJRで事故があり、電車が一部止まってしまいました。その関係で、開演時間が15分ほど押しまして、夜に埼玉まで移動しなくてはいけない私はかなり焦りました。しかもそちらで見るお芝居の開演時間が、18時。もともと余裕のほとんどないスケジュールだったので、どきどき、そわそわ。最終的には、最後まで見て、ソワレのお芝居にも遅刻せずにすみましたけど。ちなみに、藤沢には早めに、しかも私鉄で入ってたので、そちらの影響はまったくなかったのでした。

さて、前置きが長くなりましたが、まずは第1部吉弥さんの落語です。演目は「お楽しみ」。 “当日発表”というような意味ですね。舞台には緞帳が下がっていて、それが上がり、舞台中央にしつらえられた高座に、吉弥さんが上がります。下手側に名びら(というのは上方の言い方。東京だと「めくり」。噺家さんのお名前が“寄席文字”という特殊な書体で書かれたもの)が。お着物は、19日の後半のと同じなのか、似た色なのか、ちょっと判断がつかなかったのですが、淡いあずき色(または茶色)という感じの着流しに揃いの羽織でした。吉弥さんにとって初めて来る会場ということで、まずは自己紹介。「自分は桂吉朝の弟子で、吉朝は人間国宝である桂米朝の弟子。つまり自分は米朝の孫弟子、自分から見ると米朝は大師匠(おおししょう)」というところで、いつもちょこっとミスってたりするんですが(笑)、今回は手をうまく使って説明して、わかりやすかったです。上から順番に左手で「米朝」「吉朝」「吉弥」みたいに示して。その後、お約束の「人間国宝というのは俗な言い方…」。また、ご自分に関しては「3年前にはけっこうテレビに出てました。NHK大河ドラマの『新選組!』。ここでアンケートを採りたいと思います。『新選組!』を見てた、というかた。…あ、ありがとうございます。では、「吉弥、出てた」「わかった」というかたは…。あ、こんな小さなお子様まで(笑)。ありがとうございます。…そうですか。(けっこう少ないので)では帰らせていただきます。…そんなことはありませんが」なんて感じのやりとり。まあ、これもお約束ではありますね。その後、小さい子もいるということで、学校寄席や幼稚園寄席などのエピソードを。小学生ならまあなんとか大丈夫でも、幼稚園くらいになると「上下(かみしも)に振る」とか「いきなり話し出す」とかがわからなくて「こんにちは」なんて始まると、必ず後ろを振り向かれる(噺家の目線の先に誰かが来たんだと思われる)。そうじゃなければ、「こんにちは〜っ」と大声で返事される。「こんにちは」を受けて「おお、こっちお上がり」と言うと、今度は高座に上がってきちゃう…、なんてエピで笑いを誘います。「それでも最近はテレビで『じゅげむ』をやっているので、みんな言えるんですよね〜。じゃあ、やってみましょか」と言って「じゅげむじゅげむ…」と。客席の子供たちも何人かは一緒に唱えていたようです。私自身もはるか昔の小学校時代に、学習誌か学年誌に載っていたのを見て覚えたんですが、2ヶ所ほどいいかげんに覚えていて、いつもそこだけつっかえます(笑)。閑話休題。また、第3部のこともちょこっと予告的に。冒頭にも書いた通り、電車遅延で開演時間が遅れたために、私の持ち時間は15分なんですわ。ちょうど遅れた分ですし、落語はやめときましょうか(笑)」なんて言ったりして。実は第3部はちょっとお芝居的なアプローチということで、「セリフを覚えなあかんのですよ。さっきもずっと楽屋で読んでて…。こないなこと(落語)してる場合やないんですわ」などと客席を暖めつつ、噺は「犬の目」。…えーーーっと。会場は、この後のピアノ発表会の関係者(出演者のご家族とか同じ教室の生徒さんとか教え子さんとか?)が多く、つまり女性が大半、さらに小中学生、またはもっとちっちゃいコも多いんですよ。そんな中で「犬の目」ですか? うわぁ。これ、知ってるかたは知ってると思うんですが、けっこいエグい噺なんですよね。(以下、噺の筋を書きますので、隠します)眼病にかかったひとが、知り合いに紹介されて行った眼科。この先生は名医だけどやや治療法が特殊で、悪い目を取り出して薬液に浸けて、また戻すという、ある意味“荒療治”。この日は治療中の目玉がふやけてしまい、陰干しにしていたら隣家の犬が食べてしまったので、代わりに犬の目を抜いて…というものなんです。実際、近くに座っていた小学校中学年くらいの女の子、「目を取り出す」ところで、飛び上がって驚いてましたしね。おもしろいはおもしろいんですが、刺激も強かったようです。まあ、でもウケてたし、いいか(笑)。そんなこんなで、第1部終了

第2部はピアノデュオ研究会による連弾発表会。最初は一台を二人で弾く「1台4手」。続いて、2台のピアノを使う「2台4手」。「2台4手」は二人のかたの位置が離れているせいもあるのか、合わせるのがやや難しいみたいで、「あれ?」と思ってしまうことも何度かありました。それでも、ピアノの生音ってのはいいですよね〜。

そして休憩を挟んで、第3部です(別エントリに続きます)。

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藤沢での吉弥さん出演イベントレポ・その2。

第3部「吉弥先生の『音楽のおと』」。「のおと」は「音」という意味の「note」だそうです。ここではミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」のあらすじを追いつつ、劇中曲をピアノ連弾(弾くのはピアノデュオ研究会のみなさま)で聴かせてくれました。吉弥さんは、音楽室を掃除している生徒に、このあらすじを語る先生という役割でした。この時の服装(衣装)は、たぶん自前。濃い目のカーキ色のパーカにサッカー用の黒いハーフパンツ白いストッキング(ハイソックスのようなもの)、黒いスニーカーブルー系のリュックをしょってメガネをかけてました(ハーフパンツ姿にリュックなのを目にして、「吉弥先生」だとわかってたはずなのに、一瞬「まさか子供設定???」と疑問に思ったことはナイショの方向で)

吉弥
さんは緞帳が下がったままの舞台に上手側から出てきて、 “名びら立て”に別の文章がついているのを見つけます。いわく「これ以降、携帯電話の使用厳禁」。これを見て、「みなさん、携帯の電源、切ってくださいね。あ、私も切っとこ」と、自前?のケータイを取り出して電源を切ってました。そして、「このへんに、子供たちがいるらしいんですが、知りませんか?」と客席に聞き、ふと耳を澄ますと向こう(舞台)からなにやら声とか音が聞こえてきて「あ、あっちかな? ほな行ってみます」と下手側に引っ込みまして。

緞帳が上がると、下手側にピアノが1台。それをふたりで連弾してます。上手側には長机が3台。椅子もあって、そこに何人かの男女が座っています。上半身は白いシャツ、下は黒いパンツがほとんど(女性も)、ひとりかふたり?がスカート。手に手に、掃除用具を持っています。「おお、みんな掃除しとるな。感心感心」などと言いつつ、なぜか授業に(笑)。まずは自己紹介で軽くジャブ。「ルー大柴で〜す」(かわいくおじぎ)、続けて「爆笑問題・田中で〜す」(同じく)なんてボケを。意外にウケてなくて残念。爆笑田中は、個人的には大笑いだったんですけどねえ。

リュックから取り出した、黒い表紙に銀色のペンでなにやら(「TRAPP」はかろうじて見えました)書いてある「ノート」を持って進行。これに時々目をやりつつ(メガネはこのためかっ!?)、ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」(「トラップ・ファミリー合唱団物語」)のあらすじを解説するんですが…。またしてもボケます。「サウンド・オブ・ミュージック」なのにピアノでは別の曲が。それに合わせて歌う吉弥先生。「Hello darkness, my old friend  I've come to talk with you again …それは『サウンド・オブ・サイレンス』〜 サイモンとガーファンクル〜♪」…おいっ!(笑)

さて、ピアノの演奏中などは、吉弥先生は上手端に置かれたやや高い回転椅子に座りつつ。私はこのミュージカルを映画も含めて観たことがないので、普通に「そうなんだー」と楽しく観てました。「私のお気に入り」とか「ドレミの歌」なんかはよく耳にする曲ですしね。

で、吉弥さんがご自身のブログで書いてらした「踊り」は「もうすぐ17歳」という曲の時でした。トラップ家の長女と郵便配達夫が恋に落ちる場面です。吉弥先生はリュックからベレー帽みたいな郵便帽を出してかぶり、長女役の女性と手に手を取ってダンス。ちょっとフォークダンス的なもので、なかなかかいらしかった(可愛らしかった)ですよ(笑)。

「私のお気に入り」では吉弥さんが替え歌を。歌詞は正確には覚えてないんですが、ラーメンとかとんかつとかカレーとかいかにも油っこそうな食べ物を挙げて「これが私の好きなもの〜♪」と。ぷぷっ。

また「ドレミの歌」では、客席もみんなで歌いましたよ。でも途中で吉弥先生に止められました。いわく「“ソは青い空”ってヘンでしょ?」のこと。「他は“ドはドーナツ” “レはレモン”のように最初の文字に対応しているのに。日本語訳はヘン!」というわけ。で、英語詞を確認してみよう、ということになったときに、機材トラブルが。プロジェクタを使って歌詞をホリゾント幕に映すはずが、電源が入らない?とかで映し出せず。吉弥先生も含めて何度かいじってましたがダメで、「こんなん稽古でもなかった。初めての失敗ですわ」とぼやきつつ、結局「ナシで」ということになり、吉弥先生が四苦八苦しつつ英語詞を読み上げて説明してくれました。結局、英語詞でも「ラはソの次の音符」みたいな感じでわりといいかげんな部分もあるとのことでした。

その他にも、何曲かで指揮はするし(どの曲だったかは不明。ごめんなさい…。でもバッチリきまってました)、成長した郵便配達夫(=長女の恋人)が一家を追い詰めようとするシーンでは迫真の演技を見せてくれるし、唯一の男子くんをいじりまくりだし、吉弥先生大活躍でした。

で、無事全編の解説が終わり“授業”がすんだところで、館内放送が。

髪の毛をつんつん立てて若作りしてるけど、とっくに30超えてる桂吉弥さん、米朝師匠が携帯電話の電源が入ってないと怒ってらっしゃいます。『お前がおらんと落語会が始められへん』とのことです。至急、大ホールにお戻りください(フィクション)」。で、吉弥さんは携帯を取り出して電源を入れ、ソッコー米朝師匠に電話を入れ(笑。もちろんこれもフィクション)、下手側にダッシュで退場。登場の時の携帯の伏線がうまく活かされたもので笑いました。さらに放送が続いて「小ホールの清掃係のみなさん、早く仕事に戻ってください(意訳)」。生徒たちと見えたみなさんも、実は清掃係だったというオチ。

拍手と共に緞帳が下がり、再び上がると“生徒たち”が並んでおじぎ。吉弥先生はいません。と、舞台上のみんなが下手袖(吉弥さんが引っ込んだ側)を向いて出を待っていると…上手袖から走ってきました、吉弥先生。いやはや、最後まで笑かしてくれはりますなぁ。さすが! 電車の遅れで開演が遅れたことのお詫びやら、今回呼ばれたことやらなんやらのお話があったかと思うのですが、このあたり、私自身がそろそろ会場を出なくてはいけなくて焦っていたので、記憶がかなーり曖昧です。ごめんなさい。

という感じで、長いわりに抜けてる部分もありますが、なんとかかんとか当日の様子が少しでもお伝えできれば、と思い、いまさらながらアップしてみました。読んでくださったかた、いらしたらお疲れさまでした(笑)。

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2005.12.27

ほぼ日のイベント「続・はじめての落語。立川志の輔ひとり会」。

「ほぼ日刊イトイ新聞」の“はじめての”シリーズ、初体験。
「続・はじめての落語。立川志の輔ひとり会」の夜の部に参加してきました。
もともと、 来年の1月に行われる「志の輔らくご」@PARCO劇場
チケットは確保していました。
それが、志の輔さんの高座初体験、のはずでした。

そんなある日、「ほぼ日」を読んでいたら
「はじめての落語。」の第2弾が行われるという記事。
12月25日の昼と夜、たった2回だけ。チケットはすべて抽選。
取れないよねー、と思いながらもポチっとな、したら、取れてました。

そんなわけで、「クロノス」東京千秋楽の後、
六本木に移動して、参加とあいなりました。

今回の会場(客席)は変わってまして、
舞台の上に高座、その近くの客席はお座布団の桟敷、
会場の中央に台が設置されていて、後方は椅子席。
この「会場中央の台」がミソで、
2題の落語の間に、ここのこたつが設置されて
志の輔さんと「ほぼ日」主宰の糸井重里さんのトークが挟まれるのです。
そして、この「こたつトーク」と開演直前の楽屋トークのみ
インターネット上で生中継(ライヴ配信)されていたのです。
見た(聴いた)かた、いらっしゃいますかねえ?
あ、落語そのものは、志の輔さんが最後までこだわって
ライヴ配信をしないことになったそうです。
チケットの抽選などの諸事情があるとはいえ、
やはり会場に足を運んでくれたお客さんだけに
噺をしたいということなのだそうです。

まず開演直前の楽屋トーク
楽屋にカメラをつないで、その映像を会場に設置したスクリーンに映して、
逆に会場(客席)の様子も楽屋に映されて…。
そこで少しトークをした後、志の輔さんが高座に。
はじめに、今日のこのイベントについての話や
落語について、なぜ着物を着ているのか、などの
志の輔さんの考えをマクラに古典の「壺算」
それが終わると休憩。その間に、鶴瓶さんが電波ジャック?して
スクリーンに登場し、志の輔さんの推薦トーク。

続いて「こたつトーク」
ここでは、志の輔さんの休憩を兼ねて、
主に糸井さんがお話をしてました。
さらに、先達たちの噺をピックアップして
聞かせてくれました。
それも、同じ「寝床」という噺の同様の一節
なのに、噺家さんたちによって全然違っていて、
かなり興味深かったです。

個人的には、つい最近、談志さんを聴いたので
「こう、(スクリーンに映された)写真を見ながら
噺を聴いていると追悼番組みたいで…」
という、志の輔さんの言葉に、ちょっと苦笑いでしたけど。
しかも、その時に流された談志さんの「寝床」は、
糸井さんが意図していたものとは違ったそうです。
糸井さんは、その部分をうまい具合にはしょってしまう
バージョンを聴かせたかったらしいのですが、
逆にちゃんとやったバージョンが流れました。
それでも、談志さんらしいというか、
大家さんをおだてていい気分にさせなくちゃいけない部分で
おだての言葉の合間に小声で「よいしょっ」と言っていたり、
おだてるつもりで悪口ばっかり出ちゃったりと、
なんで大家さんが気分を直してしまうんだ、って
つっこみたくなりそうな展開だったり…。
むちゃくちゃ早口でしたけど、おもしろかったですよー。

「こたつトーク」の最後には、二人を中心に
客席の全員が真ん中に集まって、集合写真を撮影。
(その写真は、帰りにはCDジャケットのサイズに
プリントアウトされて、ひとりずつに配ってくれました)

さらに休憩を挟んで、再び高座。
今度は創作落語の「ディアファミリー」
勤続三十年のお父さんが、社長に贈られた記念品を
どこかにしまおうと押入れを開けさせると
中からは「もう使わないだろう」と思われる
様々なものが出てくる。
でもその中には、お父さんのものは、何一つない…。
その、記念品と、お母さんの大事なものを巡って、
さらに息子と娘まで巻き込んで、ごたごたの後になんとか仲直り。
そしてサゲ…。という噺。

落語というと江戸の下町、長屋なんかを舞台に、
熊さん八っつぁん、ご隠居なんかが出てくる。
するってぇと、われわれにはいまいちピンとこない…。
てなわけで、現代の家族を登場人物にして、
ありそうでなさそうな笑えるお話に仕立てて
笑わせてくれました。

そんなこんなで、
クリスマスの夜に、なんとも和風なひとときを過ごしました。
あ、こたつトークの出囃子(笑)は、
三味線と太鼓の「ジングルベル」
でした。
今年はケーキじゃなくて和菓子だったし、
偶然ですが、「和なクリスマス」となりましたねえ。

今気づきました。
「志の輔らくご in PARCO」でも「ディアファミリー」を
やるんですねえ。
…あ、よかった。「其の弐」だ。(私が行くのは「其の壱」)
さすがに、この短い期間に同じ噺を二度は、
ちょっとさみしすぎなので。(笑)

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